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旧来の住宅ローンと比べて新しいトレンドになっているのが「疾病保障付き住宅ローン」ですね。
メガバンクなどが提供しているものは、主に金利が0.3%程度上昇する代わりに、ガンや脳卒中、心筋梗塞などの病気にかかった際に住宅ローンが免除されるもので、家族が増え責任が重くなる住宅ローン世代のニーズにマッチしているものと言えます。
ただ一方で0.01%でも低い住宅ローンを探している利用者にとって、いきなり金利が0.3%も高くなることには抵抗があります。
ではこの「金利が0.3%も高くなる疾病保障というのはお得なのでしょうか?お得ではないのでしょうか?
まずこの0.3%の金利差がどれくらいかと言うと、3,000万円×35年の場合、毎月の返済額は4,000円程度増えます。
この4,000円を原資にがん保険を掛けるとするとどれくらいの保障が得られるのでしょうか?
ということで保険比較サイトで検索してみるとこんな感じになりました。
・被保険者40歳/保険期間65歳まで/毎月の保険料3,000円 → 給付金300万円
給付金はたった300万円なのですね・・・。
その点では4,000円の支払いで数千万円の住宅ローンがカバーされる疾病保障が「かなりお得」なのは間違いなさそうです。
ただそれでもこうした金利アップが気になる方はネット銀行の住宅ローンを利用するのも手ですね。主要な銀行では「金利アップなし」で以下のような保障が得られます。
・住信SBIネット銀行 : 全疾病保障
・auじぶん銀行 : がん50%保障
・新生銀行 : 介護保障
もちろん上記のような「金利+0.3%の疾病保障」に比べれば判定基準が相応に厳しく安心感は薄れますが、それでも無料というのは捨てがたいですね。
住宅ローンの疾病保障がお得なのは間違いありませんので後は、費用を払ってそれなりの保障を利用するのか、費用を払わずに無料の保障を利用するのか検討していただければと思います。
<日本住宅ローンプランニング編集部>